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虫歯
お口のトラブルの中でも代表的な存在である虫歯は、細菌による感染症です。風邪などと違い自然に良くなることはありませんし、月日とともに進行しますので、早めに治療を受けましょう。
虫歯の進行は、C0～C4までの5段階に分けられています。初期のうちは痛みなどの症状が目立ちにくく発見が遅れがちですので、早期発見するため定期的に検診を受けることがおすすめです。
治療では、細菌が出す酸に侵された部分を削り取ります。虫歯が初期であるほど削る量が少なくて済みますから、早期治療がかけがえのない歯を多く残すことにつながります。虫歯が神経に達していれば、神経を抜いて消毒するために何度か通っていただく必要があります。歯の根っこの方まで進行してしまったら、抜歯するしかありません。
少しでも歯に違和感を覚えたら、そのままにせず当院でご相談ください。
歯周病
歯周病は、歯を支えている歯茎などの組織や骨が、細菌によってダメージを受ける病気です。最終的には歯が抜け落ちてしまうにも関わらず、かなり進行するまでご自分では気付かないケースが少なくありません。
そこで当院では、来院理由にかかわらず皆さまのお口の状態をチェックし、歯周病予防につながるクリーニングやアドバイスを行っています。歯周病を引き起こす細菌は歯垢の中におり、やがて固い歯石となったものは歯科医院でしか落とせません。
治療では、まず歯垢をためないようにするため、歯磨きの方法をレクチャーします。固まって歯石となったものや歯周ポケットの内部は、専用の機械や器具で落とします。歯の表面をツルツルにしますので、歯垢が付きにくくなるのもメリットです。
歯周病は歯を失う原因となるばかりでなく、糖尿病の悪化や誤嚥性肺炎との関連も指摘されています。お口とお身体の健康のため、歯周病の予防と治療に取り組みましょう。
小児歯科
当院には「自治体の歯科検診で指摘を受けた」「親の目から見て心配な箇所がある」というお子さまがよくいらっしゃいます。お子さまを歯科嫌いにしないため、段階を踏んで慣れてもらい、治療できるようにするのが当院の方針です。
すぐに歯を削るようなことをせず、まずは治療に使う道具を見せながら、お子さま本人に治療内容についてお話しします。そして、治療ができるようになったらお子さまをほめてやる気につなげます。
一方で、お子さまの歯は大人と比べて虫歯の進行が早いものです。早期発見・早期治療するため、特に気になることがなくても半年に1回は検診にお連れくださるようお願いします。ご来院時には、お子さまを虫歯にしない注意点、もしできてしまったら早期発見する見分け方を、保護者さまに伝授します。例えば、歯並びに影響を与える指しゃぶりや、食生活に関することです。
さらに、院内で行う虫歯予防として、フッ素塗布とシーラントを行っています。
予防診療
ご自分の歯で末永くお食事を楽しむためには、予防することが何よりです。虫歯も歯周病も歯垢に潜んでいる細菌が原因ですから、正しい方法で歯磨きをして磨き残しを作らないようにするとともに、通院でのクリーニングをおすすめします。
予防の中心は、毎日の歯磨きです。当院では、一人ひとりに合った磨き方をご紹介することに加え、歯磨きへの関心が高まるよう心がけてアドバイスしています。
また、ご来院時には機械とフッ素入りのジェルを使ってお口のクリーニングを実施します。歯に貼り付いた歯垢や歯石を落とすことに加え、表面がツルツルになって汚れが付きにくくなり、タバコのヤニや茶渋も落とせるという点が魅力です。当院では、予防で通われている方に加えて、虫歯治療の流れにもお口のクリーニングを組み込み、再発防止につなげています。
なお、お口の汚れは日々の生活の中で再付着しますし、定期的な歯科検診も必要です。3ヶ月から半年ごとを目安にお越しください。
義歯・入れ歯
当院では、全てではないものの、入れ歯の製作を歯科技工所に依頼せず、院長自身が作業しています。患者さまのお口を直接見ることができ、治療を通して状態をよく把握しているため、よりお口にフィットする入れ歯にできると自負しております。
それでも、「食べ物や飲み物を今以上に味わいたい」「入れ歯だと気付かれないようにしたい」というご要望があれば、自由診療のものをおすすめします。
金属床という入れ歯は、土台が金属でできており、温度を伝えやすいのが特徴です。金属は丈夫なため薄くすることができ、お口に入れた時の異物感が少ないという魅力もあります。素材はコバルトクロムかチタンの2種類で、部分入れ歯と総入れ歯のどちらにも対応可能です。
また、部分入れ歯の留め具に金属を使用しない、ノンクラスプデンチャーも取り扱っています。入れ歯が目立たないよう、歯茎になじむ色の留め具を使用します。
まずは、入れ歯についてのお考えや心配していることをお聞かせください。
審美治療
詰め物・被せ物については、患者さまのご希望やご予算を伺い、保険診療と自由診療それぞれのメリット・デメリットを挙げたうえで選択肢をお伝えします。自由診療でしたら、奥歯でも気になる銀歯を白いものに替えることが可能です。
自由診療で使うセラミックにはいくつかの種類があり、用途によって使い分けています。
例えば、ジルコニアは白くて非常に強度があり、奥歯に向いています。e-maxという材料で作る詰め物は、小さな銀歯と入れ替える場合におすすめです。そして、オールセラミックは自然な美しさに優れているため、よく前歯に使用します。
保険診療でも見えやすい箇所には白い材料を使えますが、これは自由診療と比べて割れるリスクがあります。自由診療は費用がかさむものの、見た目や丈夫さなどメリットも大きいものです。お口からのぞく歯を、白い材料で美しく修復してはいかがでしょうか。
ホワイトニング
健康な歯を傷つけることなく明るい白さにしたいという方には、ホワイトニングがおすすめです。当院で提供しているのはホームホワイトニングという方法で、院内で型取り・作製したマウスピースとお薬をお持ち帰りいただきます。
お薬には歯の表面に沈着した色素を漂白する作用があり、歯を明るく自然な白さへと導きます。
ご自宅では就寝前に、マウスピースにお薬を入れ、装着してください。何度も通院しなくて済むので、お忙しい方にもお気軽に明るく白い歯を目指していただくことができます。白さを実感できるまで日数を要する一方、白さが長持ちしやすいのが特徴です。
興味のある方は、いつでもご相談ください。